4日目

  • On 2018-02-04 ·

穏やかな週末を過ごしています。
昨日は、ちょうどダウンタウンで2年前から働いている、大学時代の先輩と、その友達と会った。リトルトーキョーの隣にあるアーツ・ディストリクトという地区は、もともと工場群だったところが改装されて、カフェ、ギャラリー、アート系の古本屋、すてきなセレクトショップなどが軒を連ねるおしゃれエリア。ぶらぶら歩いて癒された。また来よう。

そして今日は、全米が興奮するスーパーボウルの日。レズリーの妹さんの家に家族が集まって、みんなでアメリカンフットボールを観戦するのにおじゃまさせてもらった。パーティーと聞いて、「このスポーツあんまり知らないけど行っていいの?」ときくと、彼らは「アメリカようこそ、スーパーボウル、イェーイだよ」「大丈夫大丈夫、私もよくわかってない、主にご飯食べてるだけだから」という感じなので、喜んで呼ばれることにした。


試合は午後から始まった。大人たちは食べ物の準備をして、子供たちが賭け方を教えてくれた。徐々に人が集まって、点数が決まるたびにみんなで盛り上がる。それから、3人くらいに説明されたのでなんだか重要らしいが、「間に流れるテレビのコマーシャルもスーパーボウルの一部なんだよ。この時間はアメリカ人ならみんな見てるので、企業は広告を出すのに大変なお金をかけてるんだからちゃんと見よう」と律儀な家族。レズリーの息子のロケットが、5ミリオンドルを日本円にするといくらになるのか、計算して知らせてくれた。確かに映画みたいな壮大なコマーシャルがたくさん流れておもしろい。ハーフタイムのショーを過ぎると、4人の女の子たちはスーパーヒーローの紛争をして、お兄ちゃんのロケットがひとりでモンスター役をしている。華やかで、明快で、楽しい1日。こんな空気がみんな大好きなんだなー。

あっという間に日が暮れて、帰りの車の中でレズリーと話した。初日に案内してくれたグラント、ディーンとは昔からの友達同士で、家族ぐるみで付き合っていることを知った。レズリーのご主人はもともとLTSCで働いていたそうで、彼はアーティスト/キュレーター。いとこは今もLTSCで武道館のプロジェクトを担当している。妹のご主人もLTSC出身。「私だけがJACCC」とレズリーは言った。子供たちはみんな、リトルトーキョー西本願寺の幼稚園とプレスクール育ちで、年が同じ子供たちはクラスメート。「小さいコミュニティだからねー」と笑うのだけど、ここではコミュニティのためにみんなで仕事をすることが、家族の生活を営むことと等しく大切なんだと伝わってきた。